まぁ、つまらないものですが

エンジニニャーの気ままな技術ブログ、日々のログを残してゆきます。

契約書について書くときに僕が語ること変換器を支える技術

そういえば7月に作ったコレの話をどこかで振り返りたいと思ったので書きます。 https://bokukimi.godan.dev/

リポジトリはこちら Godan/HarukiMurakamiContractBookGenerator: 契約書をコピペすると「甲」と「乙」を「僕」と「君」に変換したら、読みやすくなって村上春樹さんっぽくしてくれるWebサイトを作りました 手持ちの契約書 を情緒あふれる文にしよう

コレは何なのか

これはもともとTwitterで話題になっていた契約書の甲乙を僕君に直したら読みやすいという話から実際に手元にある契約書で試してみたいとふと思ったのでサクッ作ったものになります。 契約書の「甲」と「乙」を「僕」と「君」に変換したら、読みやすくなって村上春樹さんっぽくなってしまう - Togetter

本当にしょうもないし、簡単なWebアプリですが、自分の周りで紹介したらそれなりに受けました。

つかった技術

  • Nuxt
  • Vuetify

仕組みは入力に対して正規表現で入れ替えるという至極単純なものです。

コアの部分はたったの5行!

convart(text) {
   var out = text.replace(/甲/g, '僕');
   out = out.replace(/乙/g, '君');
   return out
  }

作成時間3時間
デプロイまで5時間 自分のサービス開発では最高記録になりました。

契約書は創作物に当たるのか?著作権は誰にあるのか?

今回サンプルを事前に設定しておくにあたって、契約書をどこからか拝借してくる必要がありました。

実際のサービスから拝借してくるのは論外ですが、公開されているテンプレートなどをつかっても問題ないかが気がかりでした。 いくつかの弁護士の方々が書いたサイトを見た結果契約書は創作物に当たらず、著作権は無いという結論になりました。

根拠としては過去の裁判での前例と参考にしたサイトの次の部分です。

契約書であれば、全て著作物性がないとまではいえないが、多くの契約書は、契約の内容(これ自体に著作権が発生しないことは明白である)を通常の方法で文章可したに過ぎず、創作的な表現とは言えないであろう。 (法律)他の人が作った契約書を流用・コピペしていいのか?契約書の著作権は?

参考)
- 他人の契約書をコピペしていいの?~契約書の著作権: 中小企業の顧問弁護士・金沢市の弁護士内田のブログ - (法律)他の人が作った契約書を流用・コピペしていいのか?契約書の著作権は?

そこでイラストの作成業務の委託契約書をGitHubに公開している方がいたのでそちらの方を使わせていただきました。 dskjal / contract-with-illustrator:イラスト作成業務の委託契約書

なぜ作ったのか

社内の分報にたまにあったら面白そうだなーというもの書いてるんですが、次の日たまたま時間が開いた時にOCRではなくてまずWEB上でやれるようにするだけでも面白いのでは?と思って作り始めました。
なぜ?と聞かれると「面白そうだったから」としか言いようが無いんですが、たまには思いつきだけで突っ走るのも楽しいと思います。

ちょうど個人開発が止まっていたこともあって、普段の仕事の10倍以上の集中力で作業に取り掛かりました。

途中うまくVuetifyが使えず見た目がを整えるに時間がかかりましたが、3時間という過去最高記録を出せたので満足です。

次の日の夜には完成してTwitterで告知を打ちました。 https://twitter.com/godan09/status/1155140290295939072?s=20

Twitterのアナリティクスはこんな感じ。自分の中では十分多いですが、「バズってる」とは言い難いですね。今後とも精進していきたいともいます。

またGoogleAnalyticsを入れて様子も伺うようにしました. リリース直後は100pvくらいで最近は一週間に6pvという雑魚ですが、それでもたまにつかってる人が居るっぽいのが嬉しですね。
実際契約書読む仕事をしているひとに「確かに面白いのでたまに使いますねー」と言われたて喜んだりしていました。

問題

現在発生している問題は次のものですが、特に修正する予定はありませんプルリクをお待ちしています

  • 「甲乙つけ難い」が「僕君つけ難い」になる
  • 「僕君」以外が選べない
  • スマホで表示しづらい

反省

今回はスピードを優先するにあたってNuxtを使いました、本当は今まで使っていない技術を勉強がてらに使うべきだったと思っています。Reactとかそろそろちゃんとやりたい。
あと、スマホ対応を忘れていたのが痛かったです。ネットでバズるにいはスマホ対応が必須だと思います。
実際GoogleAnalyticsで確認したところスマホで閲覧しているのが6割でした。これではバズる以前にユーザーに優しくありません。今後ネタアプリでもしっかりUXを設計出来るようになりたいですね。 またTweetの投稿時間が深夜だったのも目が付きづらかったのではないかと推測してます。

こういった個人サービスの告知の仕方をまとめてる同人誌がほしい…

終わりに

こういったものを思いついたときは新しい技術や環境を試してみるいい機会です。積極的に今後もやっていこうと思います。

みんな! もっと思いつきでしょーもないアプリいっぱい作ろうぜ!

あ、多分この話を掘り下げたものを↓で話すと思うので何卒! 【エンジニア交流会】趣味でそこまでやっちゃうのか!趣味テックLT大会 - connpass

相互リンク

  • 技術ブログ:ヤモト.tvp
  • 友人氏の技術ブログ 数学ガチ勢がエンジニアになっていく奮闘記